彼女ができた日

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こんにちは。 俺の名前は高瀬良… 「コラ高瀬、授業集中せんかい!」 バシッ! 出席簿で叩かれた俺。 意外と痛いのは置いとこう。 いつもの事だし今はこっちが優先。 俺の名前は「だから集中しろ!」 ………おい…… このMハゲは死にたいのか……? いくら俺への説教経験が豊富とはいえ、俺達教師と生徒なんだぜ? 俺の「高瀬!!」 ………………ピキッ! 「うっせえよ!俺の自己紹介何回も邪魔しやがって!マイゴッドフィンガー!」 俺はMハゲの額にデコピンを食らわした。 周りからすればお約束なのだろう、クスクスと笑い声が聞こえてくる。 中には俺にピースを送ってくる奴までいる。 へっ、分かったかMハゲ。 これがお前のポジションだ。 だが、俺はMハゲを甘く見ていたようだった。 「俺の授業聞きたくねえなら一生眠ってろ!!!アンダースクリュー!!」 「ヴォォォ!!?」 まさかのMハゲ、俺にボディーブローを入れる。 しかも鳩尾。 ルルルル~三途の川が見えるよ~ 俺は意識を手放しながら思った。 Mは……マゾじゃない……と。
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