彼女ができた日

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目が覚めると、既に放課後で、黒板にでかでかと『高瀬良太は職員室!』と書かれていた。 へっ、誰が行くっての…… あっ俺の自己紹介これでいいや…… 「おーい高瀬、今日のお前は最高だったぞ?」 立ち上がろうとするが意外と腹部が痛くて座る俺に巷で有名なイケメンが話し掛けてきた。 はあ、ボディブローはスキンシップちゃうわ。 「そりゃよかった。俺は瀕死のダメージだがな」 コイツの名前は飛鳥陽司、表の面は爽やかで太陽のような笑顔で女子を魅了する清純な男子。 だが…… 「しかしMハゲにあそこまで注意されるなんてどれだけエロい事考えてたんだ?」 非常に残念ながら俺と話す時だけこんな奴なのです。 一にエロくて二にエロい。 もう誰にも止められません。 悔しい事に初体験も済み野郎です。 「んな事考えてねえよ、俺は自己紹介したかっただけなのによ」 「だから自己紹介って意味が分かんないんだよ。 嘘なんかつかなくていいんだぜ?お前のムッツリは世界共通だ」 ……えっ…… 俺ムッツリなの……? そりゃいかがわしい本の一つや二つ持ってるけどさ…… それって高校生なら普通だよね?
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