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「まあ面白かったからいいけどさ、じゃ、俺約束あるから」
そう言うと、飛鳥はアイツお得意のスマイルを見せて教室の外へと出ていった。
……へっ、何が約束だ。
どうせ女子と遊ぶんだろ?
べ、別に悔しくなんてないからね!?
悔しくなんか……
嘘です。彼女欲しいです。
だが俺は飛鳥と比べても至極普通な人間。
特別カッコイイ訳でもないし、勉強ができる訳でもない。
運動は普通よりはできるが、たいした特徴ではない。
いたって平凡、こんな俺に春なんか訪れる訳ないか……
なんて事を考えながら、机に臥していると……
「高瀬君、ちょっといい?」
なんと女子からの声!
俺にもとうとう春が来たのか!?
しかし顔を上げると、女子が三人いました。
何故だか嫌な予感がしますね……
「ちょっと来てくれるかしら?」
リンチですね。
ありがとうございます。
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