彼女ができた日

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  数分後、俺は屋上に着いた。 屋上には俺達以外誰もおらず、下を見ると野球部やサッカー部が汗水垂らして青春していた。 女子達はまだ相談中、二人の女子が一人の女子に何か言ってるように見えるが何なんだろう? 『まずはあなた、最初に高速で動いてムッツリにラリアットかますのよ!』 『無理だよ!ムッツリが伝染しちゃうよ!』 『大丈夫!当人が死んじゃえば勝手に消えちゃうから!』 ……うん、こんな感じだろうな。 しかし殺られると分かって逃げない俺にはMっ気があるのだろうか? そうか、人生最期に視界に入るのが女子でよかったとか思ってるんだな俺…… だからムッツリなんて言われるのよ!! 俺がひどく感傷に浸っていると…… 二人の女子が屋上から出ていった。 なんだ? まさか時間差攻撃か!? 俺が無意味に周りを警戒する中、一人残った女の子が俺に少し近付き口を開いた。
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