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日月神示(9/51)
無間の鐘を打ち鳴らして、
昔の神が世界の人民を知らせども、
暗黒の世であるから、
神のまことの教えは耳に入らず、
外国の獣の真似をいたして、
牛馬の肉を喰ったり、
洋服を着て神の前をはばからず
彷徨(うろつ)いたり、
一も金銀(かね)、
二も金銀と申して、
金銀でなけら世が治まらん、
人民は命が保てんように取り違いいたしたり、
人の国であろうが、
人の物であろうが、
すきさえありたら奪ることを考えたり、
学さえありたら、
世界は自由自在になるように思うて、
畜生の国の学に深はまりいたしたり、
女と見れば何人でも手に掛け、
妾や足かけをたくさんに抱えて、
開けた人民のやり方と考えたり、
恥も畏れも知らぬばかりか、
他人はどんな難儀をいたしておりても、
見て見んふりをいたして、
我が身さえ善ければよいと申して、
日本魂(やまとだましい)の種を
外国に引き抜かれてしもうて、
徴兵を免れようとして、
神や仏事に願をかける人民、
多数出て来て、
国の事ども一つも思わず、
外国に国を奪わられても、
別に何とも思わず、
心配もいたさぬ腰抜け人民ばかりで、
この先はどうして世が立ちて行くと思うているか、
判らんと申しても余りであるぞ。
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