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エレベーターをのぼって三階の廊下を歩き回っていると、54号室はすぐに見つかった。
俺は鍵を差し込み、ドアノブを引く。
…中を見て驚愕した。
まるでマンションの一室かのような空間がそこにあったからだ。
大きな玄関ホールに、シャンデリアの照明器具…
当然部屋は一つしかないものの、ホントにきれいなところだった。
俺はなんだかうれしくなり、用意されていたベッドに飛び込んだ。
バフッ
…おぉ!すげー跳ねる!
スプリングの弾力はハンパなく、布団はふかふかで匂いが心地いい…
あっち側のベッドも気持ち良さそうだな…
…いや待て。
あっち側だと?
なんでベッドが二つあるんだ?
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