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「カイル君、こっちです」
ミラはいつの間にかカイルの正面に立っていた
「行くか」 カイルはミラに聞いた
「はい」
カイルはミラと一緒に教室を出た
しばらくミラと歩いていると
「お~い 待ってくれ~」
カイルは声に気づいたが無視した
この天の邪鬼め
〈五月蝿い〉
「待っ・・てく・れても・・」
全力で走ったのだろう息を切らしてる
「ふぅ」呼吸が元に戻ったようだ
「何のようだ?」
カイルは殺気を出しながら聞いた
「実は俺も訓練所の場所がわからなくて、一緒に案内してくれ」
「私は構いませんが」
カイルは殺気を納めた
「離れるなよ」
「サンキューカイル」
「あ、自己紹介がまだだったな俺はセネル・フォルテ・グンニール よろしくな」
「ああ、俺のことはわかるな こいつは「知ってるぞ」
てことはミラの知り合いか?
「学長の妹で 16歳 162cm 体重 「わーーー!!!」
メキョ! 次の瞬間セネルが吹っ飛んだ 理由は簡単だ ミラが放った蹴りがセネルの顔面にヒットしたのだ
「次言ったらいくら婚約者だろうと消しますよ!」
ん!?
「婚約者!?」
「まぁ気にするな」セネルが復活した ボソッと呟いた
しかし!頭部に蹴り!
蹴られた衝撃で廊下に頭を打つ 反動で帰って来たところをミラが蹴った いわゆる無限リピート
・・・鬼だな
〈ああ鬼だ〉
カイルは珍しく作者と意見が合った
・・・止めろよ
〈ああ〉
「おい、もういいだろ? 頭から血が噴水状態だ」
セネルは頭から血が噴き出している
「しょうがないですね」
ミラは無限リピートを辞めた
「行くぞ」
するとセネルは復活した
「あいよ」
三人は歩き出した
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