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世界って何だろうか?
生きるって何だろうか?
時々、そんな風に少年は思う事があった。
哲学とかそんなんじゃ無いのだろうが、きっと誰もが感じている疑問。
だから少年は答えを得る為、街を歩いた。
違和感を感じる世界。
ソレを自覚した時、周りのにんげん達が怖いモノに見えた。
果たして、少年は望んでか望まざるか、答えを得る。
それはある意味では間違いだったし、またある意味に於いては正しい。
世界はきっと、この瞳に映るモノが全てであり、この腕(かいな)に抱けるモノが世界なのだ……と。
何故なら、どれだけ世界が拡がっていようと、其処に至る事が出来なければ自分にとっては無いのと同じだし、掴めないならそんな物は夢や幻と変わらない。
少年は世界を識る。
世界の在り方を、世界の在処を、そして世界の正体を識ってしまう。
それが齎らす結果とは?
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