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屋敷に着くと、リビングには、両親が並んで座っていた。
「ただいま帰りました。
お父様、お母様。」
ペコリとお辞儀をする。
2人はニコニコと微笑みながら、声を揃えて言った。
「「お帰り、葉月。」」
雨霧が椅子を引いて、座らせてくれる。
雨霧は、父親の執事でもあり、秘書でもある人。
「…葉月、話があるんだ。
代月には話したから、席を外してもらおうか。
雨霧、紅茶とブラウニーを持ってきてくれ。」
代月は葉月の母親。
「分かったわ。」
「かしこまりました。」
2人はリビングから出ていった。
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