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「大丈夫です。私が必ず、お守りします」
顔を上げれば、そこには眩しい笑顔があった。
揺らめく影に頬を伝う汗が光る。
少年の言葉が、酷く胸を打った……
そうだ。
少年はいつも私を守ってくれる。
その全てを懸けて……
是ほどに尽くしてくれる少年の言葉をどうして疑えるだろう。
私は小さく頷き、少年の胸に顔を埋めた。
怖いモノが見えないように。
その温かい鼓動に縋るように……
少年は私の不安を振り払うように、再び走り出した。
視界を塞いだ私の耳には、沢山の怒号と足音、そしてぶつかり合う非情な刃の悲鳴が容赦なく降り注ぐ。
私は必死に、ただただ祈った。
いつもと変わらない朝が戻ってくることを……
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