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「はぁ……、」 留学して、それなりにちゃんと 英語の勉強もしてる。 英語の勉強をしたかったも留学の理由だけど、ほんとは離れればこの気持ちも無くなるかなって思ってた。 けど、かめと会えない日々が 寂しくて、かめを思い出すたび 愛しくなっていく。 ピリリリ… そんな時にとどいたメール 「なかまる…?」 『かめが倒れた、お前もメンバーだからグループのことは知っててほしい、一応用事はこれだけ。ほかは得にかわってないよ』 「は、…?」 『かめが倒れた』 その言葉が胸に突き刺さり 俺はそのまま動けずにいた 頭の中では、 なんで?どうして?理由は? そんなことを聞きたいのに 体が震えて動けない。 そして 「なん、でっ…」 俺はかめの側に居て やれないんだろう… 倒れた理由なんていつも 1番近くに居たからわかる きっと俺のせいだろう 俺が抜けたから責任感を背負っているんだろう 会いたい…っ 会って抱きしめてやりたい 抱きしめて「好きだ」と伝えたい 「もう大丈夫だから」って言って安心させてあげたい かめ、かめ…かず、 会いたい、あいたい この気持ちを無くす 無くすために留学した でも、そんな事 忘れるくらいに お前に会いたいよ お前の事を思うと 胸が苦しいんだ 今一人で泣いてるの? 声を殺して泣いてるの? それとも誰かがいる? どれも胸が痛くなる 痛くてどうにかなって しまいそうなくらいに _
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