序章

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 アルバスト王国の軍隊は四つある。  そして、その軍の一つ一つに『王』と呼ばれる人物が居た。  アルベールが所属するのは、最強の騎士の称号を持つ騎士王の『騎士王軍』。  聖魔族と契約した者のみで構成され、自身も契約者である聖騎士王の『聖王軍』。  剣術に長けた武人集団を率い、別名[剣神]とも称される剣王の『剣王軍』。  中・遠距離戦では勝てる者が誰もいないと謳われる射王の『射王軍』。  この四人の王の下に上級騎士、中級騎士、下級騎士と続き、その更に下に一般兵や傭兵で出来ている。  一軍には千を超える人員が属しており、計四千超の軍隊によってアルバスト王国は守られている。  そして、今日も彼らの国を守る為に鍛練に明け暮れる一日が始まる。
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