予感

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だって、エースとして自分を支えてくれてた女の子に対して存在すら全否定するような言葉を吐けるんだよ? ルイがシャンパン何本かに変わっただけで。 売上厳しいのはわかるけどシンジはお客さんいっぱいいるんだからカバー出来るはずなのに。 金の切れ目が縁の切れ目の水商売とはいえ、そこまですることはないと思う。 エグい話だけどシャンパン入れられるならまだ客としての価値はある。 それなのにエース張ってくれた子に対しての言葉が存在否定。 こういうことが簡単に出来るシンジが怖くなった。 いつか私がシンジにとって価値のない客になったら彼は簡単に同じようなことをするだろう。 だけどシンジのいいところはいっぱい知ってるから、この時はちょっと怖いけど切るという選択はしなかった。 でも、もう長くは続かない気がした。
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