5人が本棚に入れています
本棚に追加
まず、第一部ですが、ここではまだシンディに能力はありません。
出てくる敵もまだ大した能力を持っていません。
この頃シンディは持ち前の運動神経と頭脳で戦っていました。初期のファンはこの頭脳戦を非常に高く評価しており、以降の能力バトル中心の展開に不満を抱いていることが多いそうです。僕は二部以降も十分しっかりと駆け引きが描かれているように思いますがね。
さて第一部を語る上で欠かせないのは親友のヤスヲ・フィールマン。
彼は焼きそばを操る能力「即席焼蕎麦(ゴールデン・バゴォーン)」の使い手で、何より仁義を大切にする漢(おとこ)です。
第20話「ヤスヲよ永遠に」の、ヤスヲが、ポリシー増岡教頭の放った「マクロバスター」をシンディの身代わりに正面から受けて死んでしまうシーンで涙した人は少なくないでしょう。
自分が死んでも親友は守る……素晴らしい事です。
この回が掲載された直後にヤスヲの人気は急上昇し、彼の墓を自宅に造る人も現れました。
コミックス3巻の第一回人気投票では、主人公シンディに800票の大差をつけて見事、一位を勝ち取りました。
この結果を受けて、人々の間に「シンディ影薄い説」が広がりますが、(僕は、ヤスヲの存在感がありすぎるだけで、そんなに影が薄いわけではないと思っていましたが……)ご安心下さい。第二部でそのイメージは完全に払拭されます。
最初のコメントを投稿しよう!