立冬

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無言で受け取る鈴… 「おまえのは元からもらうつもりじゃー!もうひとつどっかからとってこい!!!!」 ばきっ もう一発、今度は胸部に思いっきりハイキックを食らう真人… 「うぐっ…」 あ、倒れた… 「まだ話は終わってないぞ!」 鈴が踵落としをしようとしている!? 「鈴!ストーップ!!」 「どけ!りき!こいつはあたしの生きがいを…!」 なんて思い入れだっ!? 「僕のをあげるから!真人を許してあげて?ね?お願いだよ!」 うーむ、と鈴はしばらく考えて 「わかった。りきがそこまで言うなら許す!」 良かった… 「ありがとう、鈴」 「べ…別にいい!あたしもゼリーごときで少し怒りすぎた、お互い様だ。」 「うん、ありがとう」 「だ…だから良いって言ってるだろ!」 照れてる…のかな? でも鈴も随分大人になってきたんだな…と時々思う。 「鈴、理樹」 横で黙々と食べていた謙吾が言う 「早く食べないと、遅刻だぞ?おい、そこの筋肉もだ、起きろ!」
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