始まりは真夜中

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「…あれ?」 12チャンネルから1チャンネルに戻る。 それは当たり前のことなのだけど…。 「何これ」 右上には「13」の文字。 つまり13チャンネルを表す。 「気持ち悪っ!」 すぐに電源ボタンを押し、テレビを消す。 「あー怖ー…やたらなことするもんじゃないな…」 再び机に向かい、宿題を再開した。 誰も触ってはいないのに勝手にテレビがつき、13チャンネルが映し出されていることなど気付かずに…。 「ザ…ザザ…ザッ…ザザ…見…ザザザ…見つ…けた…ザ…な…」 ノイズに混じって聞こえる声は…彼女には届かない…。
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