プロローグ

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「ないな。イリィの意見の方が真っ当だ」 冷静な少年、エアルが頷く。彼は水色の髪を切りそろえ、聡明な雰囲気を漂わせている。口調こそ厳しいが、ラントを思って言っているらしい。 「ラントお兄ちゃんおっちょこちょいなの」 呟いた少女、ディーネはまだ周りより幼い。ぬいぐるみを抱き締めながら、深い青色の柔らかい髪をいじっている。
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