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ガチャリとドアを開け、部屋の中に入るこの男―――クロス・ライトロードは、部屋の中央に置いてあるベットに1人の女性と2人の赤子を見つけた
そして、おもむろに女性に声をかける
「よく頑張ったな。クリス。 というか双子だったんだな」
話かけられたその女性―――クリスは、ニコッと微笑んだ
「えぇ。 私もビックリですわ! あ!名前をつけないと……」
「フム……そう言うと思って、考えていたぞ」
「あら、私もです」
そう言って、2人は笑い合った
†
男の子の名前は“アベル”
女の子の名前は“リリス”
『クリス』を文字ってつけた名だ
「さてと……」
そこでクロスはパンパンと手を鳴らした
するとどうだろう
さっきまで4人しか居なかった部屋に、一瞬にしてメイドやら執事やらが現れたでわないか
「「「御用でしょうか。ご主人様」」」
皆が口を揃えて一斉に言。う
毎度の事とはいえ、クロスは驚いた
「あ、あぁ……(心臓に悪いな)
この子達の魔力の測定を頼む」
「「「畏まりました」」」
そう言うとまた一瞬にして消えるメイドや執事達…感心したように言う
「メイドや執事って、一体何なんだろうな……」
クロスは少し頭を悩ませていた
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