序章

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森の入り口には男の子と女の子が待っていた。 「おい、遅いぞアルス~。 言い出しっぺが遅刻とかって有り得んぞ」 「すまん、すまん。 じゃあ行こうか森の中に」 3人は森の中に入った。 「なぁ、アルス~。 今日はどこに行くんだ」 「んあ? あ~食料集めだよ。 後であそこも行くが」 「そっか」 「きゃ!」 後ろで女の子が何かに躓いてこけてうずくまっていた。 二人は女の子に近づいて男の子が 「痛そうだな… 脚から血が出てるじゃないか」 男の子は少しオロオロしている。 「ちょっと、脚貸して」 女の子は脚をアルスの手に置いてそして… ぼぉ アルスの手が緑色に光り、脚の傷が消えていった。 「はい。 終わったぞ。 立てるか?」 「うん。 大丈夫。 ありがとう…アルス」 女の子はニコッと笑って立ち上がった。 男の子はアルスをまじまじ見て 「アルスのその能力良いよな~。 怪我したとき光をかざすだけで傷が無くなるからな~」 「本当だよね私もびっくりしたよ。 でも、温かい光でとても心地よかったよ」 「止めろ!!」 アルスの声が森に響く。 二人はびっくりした顔で地に座り込んだ。 「ごめん…俺の能力なんて凄くないよ。 それじゃ、あの場所に行こうか」 3人はその場所に向かった。
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