序章

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3人は茂みに隠れてその不思議な光景を見ていた。 そして男の子が 「何だ?! あの鎧の装飾、ブライトワーズじゃないか…」 「ブライトワーズ?」 アルスがそう言うと男の子は溜め息をついて 「お前な~。 ブライトワーズと言ったら今、あちこちの村や街を占領している残忍国家だぞ~」 「そうなんだ… でも、何でこんな所に居るんだ5人も?」 男の子は少し困り顔で 「そりゃ~。 あのフード野郎が脱走したか悪さしたかのどっちかだろ」 「あの人、殺されるの?」 女の子は涙目になって男の子の方を向いた。 「多分な…」 ビュン。 何かが風を切り、そして… ばしゅー。 ブライトワーズ兵の一人の頭が綺麗に無くなり残ったのは赤い鮮血と体だけになった。 「さて…次、死にたい人は誰だい」
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