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普段と何も変わらないままの光景……
春樹が列に加わり暫くの時間が流れると、入り口のガラス越しに店員が現われた。
店員は自動ドアのスイッチを入れる。
「押さないで下さい！」
大声で叫びながら客を10人ずつ店内へと導く。
入場した客の顔から笑顔が消え、目的の台を確保する為に走り始める。
春樹も後方の客に押されながら、次第に入り口へ近付く。
（全台が対象のイベントだけど、取り敢えずエヴァから……）
ART機へ流れる人達を横目に、春樹はエヴァ(注１)のコーナーへ向かう。
注１…新世紀エヴァンゲリオン～約束の時～
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