平凡

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  「最後にがっつりハマってくれたお陰で、プラス6千円だとさ」 電話の主は弘斗。 「結果より経過が全て。お前は間違ってないよ」 「ありがとさん。で、明日のイベントどう考えても有り得ねえよな?」 「あぁ、有り得ない」 愛菜は食事の用意を全て済ませ、春樹の対面に座り、食事を始めた。 「春樹は行くのか?」 「もしミリオンの言ってる事が本当ならば、俺達が知らないパチスロ黄金時代の機種が打てる。法的に有り得る筈はないが、なぜか期待してしまってるんだ」 「機械割140%……打ってみてえな」 電話口の向こうで弘斗は笑っている。  
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