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少し早めに到着したにも拘らず、正面入口は開店待ちの客でごった返していた。
「凄いね」
愛菜は目を大きく見開き、その光景から視線を離せずにいた。
春樹は迷わず立体駐車場へ向けて、車を走らせる。
運良く2階の一角に空きスペースがあり、慣れたハンドル捌きで整然と駐車させた。
「本当に来るのか?」
「ここまで来て、どうやって帰れって言うのよ!」
愛菜は呆れ顔で助手席から降り、既に歩き始めていた春樹の後を付いて行く。
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