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カウンターに迫っていた客全員が後退りを始める。
「あの音って……」
強気だった弘斗は、顔色を青褪めて呟いた。
春樹は再び二人の腕を掴んでカウンターから離れ、コンドルのコーナーに入った。
「もう俺達の予測を遥かに越えている。迂闊な行動は取らないほうがいい」
二人と視線を外して、カウンターへ向ける。
一時カウンター周辺に集まった客達だが、恐怖におののきながら散って行く。
すると僅かな客と客の隙間からカウンターが春樹の目に入った。
「っ!!」
そこにはいつもの見慣れた制服を着た店員が、数人銃を片手に立っていた……
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