届け物

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「じゃあ、『修太郎』『修乃助』どれが良い?」 いや、どっちも変じゃね? 優美は悪魔のような笑い方で尋ねてくる。 「その2択しかないのかよ……。もう修ちゃんで良いよ。」 うん、半分泣きそうだ。 「はい!じゃあ修ちゃんに決定!」 「なに、2人でイチャついてんだよ。」 優美が屈託のない笑いで話していると、優美の後ろにはいつの間にか良也が立っていた。 「別にイチャついてなんかいないよ!というかそんな関係じゃないし!」 優美は両手をパーにして慌てて否定している。 そんなに、必死に否定しなくても……。 何故か泣けてくる。
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