始まり

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居間に降りると楽しそうに話す3人の声が聞こえてきた。 「全く、修の寝坊癖も困ったものだね。」 落ち着きのある凛とした声は良也の声だな。 「そうだね。私達が迎えにに来たって言わないと起きないみたいだし。」 この少し天然キャラっぽいのは泉だな。 「本当にいつもありがとうね。私が普通に起こしても、あいつ起きないから助かるわ。」 この聞き慣れた声は母さんだな。 というか……。 「勝手に人の事を話題にしないでもらえるかな?」 俺がそう言いながら、居間の扉を開けると声の主3人がこちらを向いた。
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