玲×京

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  ただいまー とドアを開けたと同時に轟音が響いた それは、確実に俺がこれから入ろうとしている部屋の奥からで 確か京さんが帰って来ているはずだ またか…前は4日前 一体何がそんなにあの人を苛立たせるのか 「あああああ何やねん!!」 ガッシャン バンッ 「何やねんあいつら!!」 あーあー 朝出て行くときは俺にしては整頓されていた部屋 綺麗にしたのにな 男の一人暮らしでは片付かない、散らかってるよりも半崩壊状態 どこまで続くかな とりあえず京さんはまだ動き回ってる 俺はしばらく様子を眺めてリビングの入り口付近に立ち尽くした 「…」 漸く収まってきたのか 頭をガシガシ 床に散らばったものを派手に蹴り飛ばしながらソファに乱暴に座った京さん あ゙ーと唸りながら まだ治まんないようだが動きは止まったから部屋の片付けに入る 倒れている棚の上のものを立たせて飛び散った物を元あったところに戻す 床に出しっぱなしで踏まれてぐちゃぐちゃな服やら雑誌やらはとりあえず端に そうしていたら、ソファの上の京さんと目があった さっきの荒れようが嘘のようなきょとん顔 「…おったん」 大分前からね .
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