過去の話。

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「あれ!?さっきまでいたのに…」 「見間違いじゃない?」 あたりを見回していると、俊介のすぐ後ろから声がした。 「一緒に遊ぼ?」 振り返ると、近くを流れる川の辺に、さっきの女の子がいた。 その川は公園の敷地外。 俊介達は公園の真ん中あたりにいる。 それでも声は、すぐ近くで聞こえた気がした……。 まあいっかと、そんな事には気にも止めないで、俊介は駆け出した。 「シュン君!?」 「レン君も行こう!一緒に遊んでくれるんだって!」 「さっきから誰の事言ってるの?」 「ほら!あそこにいるよ!」
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