◇―プロローグ―◆

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《久間谷町》 国本・渋澤・南条 「……」 国本と渋澤…遅れて合流した南条も、電気屋の前のテレビに映る"異星人再来"の映像を凝視していた。 異星人『我々デスターの狙いは1つ…"この世の終末"だ…銀河最凶の軍団・デスターを率いる我が名は、エンドルド…』 《大和街》 早坂「……」 お見合い会場を飛び出した早坂も、ビルに設置された巨大な液晶画面でエンドルドの演説を聞いていた。 エンドルド 『少しでも長く生きていたいのなら…無駄なあがきはやめておけ!』 ドォンッ!! 遠くから、衝撃音が響いてきた。 早坂「ちっ…恋人も出来ねぇ間に、もう異星人再来かよ!!…ちくしょう!」 早坂は怒りを爆発させながら、その音の方へと駆け出した。 《久間谷町》 ドォンッ!! 南条「何?今の音??」 国本「あっちから聞こえました!」 渋澤「行くぞッ!!」 南条・国本・渋澤も同じ衝撃音を聞き、その方向へと走り出した。 《草川探偵事務所》 テンスター 「行きましょう!!」 草川「あぁ…それじゃあ、菜月…行って来るな…」 菜月「はい!お気をつけて!」 草川「あぁ…」 草川は、菜月から上着を受け取ると… ガチャッ! …探偵事務所を飛び出し、先ほど聞いた衝撃音の元へと向かった… 草川「……」 …"ソルバーグラス"を片手に持って。
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