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《久間谷町》
ドォンッ!!
ドォンッ!!
大きな衝撃音がこだまし、町のあらゆる建造物が破壊されていく。
市民「きゃああ~ッ!」
市民「うわぁぁ~ッ!」
市民達の悲鳴、逃げ惑う足音が響き渡る。
異星人「ウハハハハッ!!この世は、我らがエンドルド様が終わらせるのだ~!!」
破壊の元凶である異星人が、自分のボスを誉め讃えている。
異星人「俺の名は、デスター星人のグローン…地球上陸の記念に、俺の手でこの町を破壊してやるぜ~ッ!!」
ドォンッ!!
ドォンッ!!
グローン
「ウハハハハッ!!ウハハハハッ!!」
高笑いしながら、バズーカ砲の形をした右腕から次の砲弾を放とうとしていたグローンの耳に…
「お前らの蛮行も、そこまでにしてもらうぜッ!」
…何者かの声が響いてきた。
グローン
「…誰だ?俺にそんな偉そうな口の聞き方するヤツは…?」
グローンが声の聞こえてきた方に視線を移すと、5つの影がゆっくりと歩いてくるのが見えた。
早坂「俺達は、"戦う名探偵"…」
国本「この世に謎がある限り…」
南条「…解決するまで、その謎に全力で立ち向かう…」
草川「…そこで、今、私達の前に謎が1つ…」
渋澤「…"デスター"とかいうお前らの一味…この世を終わらせると言っていたが…それは何故だ?」
横一列に並び、現れた5人の探偵達は、グローンに鋭い視線を向けた。
グローン
「…噂には聞いていたが、"探偵戦隊"とやらが本当にいたとはな…」
南条「質問に答えなさいッ!!」
グローン
「…質問?あぁ、この世を終わらせる理由か…エンドルド様が言うには、この世にはリセットが必要だそうだ…」
探偵達「リセット…?」
グローン
「今、この世は環境問題や星と星の対立など、あらゆる問題を抱えていて…放っておいても、いずれ崩壊するだろう…そこで、完全にこの世が崩れ去ってしまう前に…」
国本「あなた達の手で終わらせ…リセットするとでも言うんですか?」
グローン
「あぁ、さすがは名探偵…勘が鋭いな…」
探偵達「……」
探偵達は、グローンを怒りの表情で睨み付けた。
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