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ソルバーブラック
「闇の奥義!ブラックアウト!!」
ソルバーブラックが叫ぶと同時に、辺りは闇に包まれた。
グローン
「な…何だ?」
ソルバーブラック
「…奥義だ!南条ッ!!」
ソルバーピンク
「うんッ!…恋の奥義!ハートフルアロー!!」
何も見えない暗闇の中で、ソルバーピンクは専用武器の弓矢を放った。
グローン
「……?!」
…バスッ!!
そして、一瞬の間の後、矢が突き刺さる強烈な音が響き渡った。
《枕元邸》
探偵戦隊の5人が異星人と戦いを繰り広げている最中、枕元邸では…
枕元「う~ん…それは質の悪いひったくりやな~…」
依頼人
「はい…」
…枕元が、依頼人の話を聞いていた。
枕元「…よっしゃあ!俺が絶対捕まえたるでぇ~っ!!」
依頼人「よろしくお願いします…」
枕元「おう!まかしとけ!!…早速捜査開始やッ!!」
枕元が勢いよく立ち上がりながら言うと…
ボルシチ
「…どうぞ、ピロシキ様…」
…ボルシチが近づいてきて、上着を枕元に手渡した。
枕元「ほな…行って来るわ♪」
枕元は上着を羽織ると、枕元邸を出ていった。
ボルシチ
「いってらっしゃいませ…」
《久間谷町》
久間谷町は未だ闇に包まれている…。
ソルバーグリーン
「…当たったか?」
ソルバーレッド
「いやいや、絶対当たっただろ!…バスッ!!と聞こえただろ!…バスッ!!っと!」
ソルバーピンク
「うん!手応えもあったわ!」
ソルバーブルー
「さすが優香里さん!スゴいよ!!」
ソルバーピンクが放ったハートフルアローの行方を知ろうと、全員が闇の中で目を凝らした。
エンドルド
『…近い未来…この世は終わる…我が輩(わがはい)の手で…我が輩にはその"力"があるからだ…』
その時、遠くの巨大モニターからエンドルドの声が聞こえてきた。
エンドルド
『…この…"灰色の小石"…お前らは信じられないだろうが…この石を1000個集めれば、この世を終わらせることが出来るのだ…』
探偵戦隊
「(灰色の小石…?)」
エンドルド
『…俺の手には、既にこの小石が999個集まっている…あと1個だ…あと1個…』
エンドルドの不気味な声が聞こえなくなると…
―――――。
…辺りは光を取り戻した。
探偵戦隊
「…あっ…」
そこにはもうグローンの姿は無く…代わりに…
ソルバーブラック
「う…うぅ…」
…背中にピンク色の矢が刺さったソルバーブラックの姿があった。
探偵戦隊
「な…何ッ!?」
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