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国本「し…渋澤さん!だ、大丈夫ですかッ??」
南条「わ…私の矢が渋澤さんに刺さってる!!」
草川「相手に闇を利用されたか…!」
変身を解いた探偵達は、跪く渋澤を見て、驚きを隠せない。
早坂「ちょっと待てよ…ってことは、まさか?!」
早坂が何かに気付き、声を上げると…
渋澤「……」
…渋澤は、静かにゆっくりと立ち上がった。
皆「……」
そして、探偵達の方を振り返ると…
渋澤「……」
南条「……!!」
…渋澤は、南条の顔だけをじっと見つめた。
南条「ご…ごめんなさいッ!!」
そのあまりの目力(めぢから)に、思わず南条は謝った。
渋澤「……」
タッ、タッ、タッ…
渋澤は南条の謝罪に何も返さず、近付いてくる。
…バッ!
南条「……ひぃ!」
すぐ目の前までやって来た渋澤の迫力に、南条は一歩後退った。
渋澤「……」
南条「……」
皆「……」
暫しの沈黙があり、渋澤が口を開いた。
渋澤「南条…許してやる…」
南条「よ、良かったぁ~…渋澤さん恐い顔してたから怒ってるのかと…」
渋澤「ただし!!条件があるッ!!」
突然の渋澤の言葉に、南条の顔は再び引き吊った。
南条「…え?な、何ですか??」
南条が聞き返すと、渋澤は力強く南条の肩を抱き寄せて言った。
渋澤「国本と別れて…俺と付き合えッ!!」
南条「…え?!」
国本「な…何!?」
皆「…えぇ~~ッ!?」
渋澤の爆弾発言に、早坂は頭を抱えて呟いた。
早坂「あちゃ~…」
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