◇敵か味方か…?◆

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《羽場滝ノ森》 グローン 「エンドルド様…ここは…?」 エンドルド 「…ここは、羽場滝ノ森…この星で最も神聖な場所…我々の活動の拠点には持って来いの場所だ…」 木々が生い茂る森の中で、2人のデスター星人が話している。 エンドルド 「…で、お前の前に現れたという探偵戦隊…どんな奴らだった?」 グローン 「大したことありません…調べによると、奴らが最後に戦ったのはおよそ1年前…そのブランクのせいで自由に戦えないようです…」 エンドルド 「ホォー…なら、我々は最後の1つとなった"デスストーン"の捜索に集中出来るというワケだな…」 グローン 「…はい…エンドルド様…」 怪しい笑みを浮かべた2人は、地面に置かれた袋を見つめた。 そこへ… 五十嵐 「お…その袋に999個の"デスストーン"とやらが入ってんの?」 …五十嵐が、リュック片手にやって来た。 グローン 「何だ貴様…??」 エンドルド 「……」 聞かれた五十嵐は、リュックを地面に置いてから口を開いた。 五十嵐 「俺様は、五十嵐龍二…ここへ来たのはある報告をするためだ…」 五十嵐はそう言うと、リュックから"1000個目のデスストーン"を取り出した。 グローン・エンドルド 「…そ…それは??!!」 目を見開き驚く2人に、五十嵐は微笑みかけた。 五十嵐 「…報告ってのは、俺が最後の1つ持ってるってこと!…どう?欲しい?」 グローン 「も、もちろん…喉から手が出るほど…」 グローンは、思わず生唾を飲み込んだ。 五十嵐 「…なら、くれてやる…」 五十嵐がそう言って、微笑んだ時… 早坂「待てぇ~!!」 国本「やめて下さいッ!!」 草川「落ち着け!自分のしようとしていることを冷静に考えなさいッ!!」 南条「馬鹿なことは、やめてッ!!」 渋澤「…南条の言う通りだッ!!」 …探偵達が駆け付け、五十嵐の背中に叫んだ。 五十嵐 「来たか…探偵さん達…よく見とけ!俺様は今から"デスストーン"を奴らに手渡す…この世が終わる瞬間だ!見逃すなよ!」 五十嵐は探偵達の方を振り向くことなく、"デスストーン"片手にゆっくりと歩み始めた… 五十嵐「……」 …笑顔で待つグローンに向かって。 グローン 「…フッ…まさか、こんな簡単に集まるとはな…」
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