◇敵か味方か…?◆

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早坂「渡すなッ!!」 そう叫び、一歩踏み出した早坂の足元に… バババババンッ!! 早坂「うわっ…!」 エンドルド 「お前こそ邪魔をするな…」 …エンドルドは胸から弾丸を放ち、威嚇した。 五十嵐 「ほらよ…」 五十嵐は、グローンの差し出した手のひらの上まで、"デスストーン"を持ってきた。 グローン 「さぁ…早く渡せ…」 グローンは、"デスストーン"を食い入るように見つめながら言った。 五十嵐 「……」 グローン 「……」 探偵達 「……」 エンドルド 「……」 五十嵐 「…フッ…」 五十嵐は小さく微笑むと… バンッ!! …もう片方の手で隠していた"銃"を取り出し、引き金を引いた。 グローン 「うぐわぁッ!!」 バシィンッ…! 弾丸を浴びたグローンは勢いよく倒れ、空を仰いだ。 エンドルド 「…お前…何のつもりだ?」 エンドルドは怒りの表情で、こめかみに血管を浮かび上がらせている。 探偵達 「……?」 探偵達も五十嵐のやりたいことが見えず、首を傾げている。 五十嵐 「…気が変わったから、コレ渡すのやっぱ…やめるわ!!」 グローン 「な、何だと…?!」 五十嵐の軽い口調に、撃たれた傷口をおさえながらグローンが声を絞りだす。 グローン 「お前は…この世の終わりが見たかったんじゃなかったのか?」 五十嵐 「あぁ…見たいね!でも、アンタらの手で終わるのを見ててもつまらない…」 探偵達 「…えっ?」 五十嵐 「…だから、俺様がアンタらに1個渡すんじゃなくて…俺様がアンタらから999個奪って、この世を終わらせるってこと!!」 五十嵐はそう言って、"デスストーン"をリュックにしまい、代わりに中から"デジタルの腕時計"のようなものを取り出した。 カチャッ…! 五十嵐はそれを腕に装着すると… 五十嵐 「グレードアップ!!」 …と叫びながら、天に拳を突き上げた。 探偵達 「…うっ…!」 エンドルド・グローン 「…ま…眩しい…」 突然、辺りを真っ白な光が包んだ。 やがて、その光が無くなると…先程まで五十嵐が立っていたところに"灰色の戦闘スーツ"をまとった人物がいた。 グローン 「お前…一体何を??」 ソルバーグレー 「変身したのよ!…俺様は五十嵐龍二!またの名を"灰色戦士"のソルバーグレーだッ!!」 探偵達 「ソ…ソルバーグレー!?」
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