◇―プロローグ―◆

4/8
前へ
/85ページ
次へ
南条「そう言えば、さっき買い物した"ショッピングモール"…あそこでも、異星人撃退したよね~☆」 国本「そういえばそうだね!確か初めて異星人が巨大化した時だったような…」 南条「そうそう!あの時はホントみんな焦ったよね!」 国本「うん!権兵衛さんのロボが無かったらどうなってたことか…」 南条「みんな今頃ど~してるのかな~?」 南条は空を見上げながら、共に戦った仲間達の顔を思い浮かべた。 国本「元気にしてるかな~?」 …バッ! お婆さん 「ど…ドロボー!!」 国本・南条 「……!?」 突如響いた通行人の声に2人は同時に反応し、お婆さんに駆け寄った。 国本「お婆さん!どうしましたか??」 お婆さん 「か…カバンを持ってかれたんだよ~…カバンには財布も印鑑も孫の写真も入ってるんじゃ~…」 南条「あ、アイツね!!」 南条の視線の先には、全身黒ずくめの男が走り去っていく姿があった。 国本「優香里さんはお婆さんに付いててあげて!僕がアイツ捕まえるから!!」 南条「うん!」 お婆さん「頼んだよ…」 国本「任せてください!!」 国本は胸を叩いて言うと… 国本「待てぇ~~!!ひったくりぃ~~!!」 …ひったくり男を、全力疾走で追いかけ始めた。 国本「待て待て待てぇ~~ッ!!」 国本の凄い剣幕に、通行人達は道を譲ってくれる。 ひったくり 「…ちっ!」 ひったくり男も追っ手に気付き、舌打ちした。 国本「待て待て待てぇ~~ッ!!」
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加