◆灰色戦士の正体◇

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[1時間後] 《探田邸》 探偵達・五十嵐 「…………」 探偵達と五十嵐は、テンスターによって和室に通されていた。 テンスター 「…………」 テンスターも、探偵達も、五十嵐も、縁側に座って黙り込む調造の背中を見つめている。 調造「…………」 呼び出されたメンバーが畳の上に正座してから今まで、調造は腕組みをして一言も言葉を発していない。 早坂「黙ってないで、そろそろ教えてくれないか??…俺達をここに呼び出した理由を!!」 しびれを切らした早坂が聞くと、調造はゆっくりと和室の方に体を向けた。 調造「……オホンッ」 そして、咳を1つした調造は… 調造「わしがお前らを呼び出したのは他でもない…」 バッ!! …と言って、勢いよく立ち上がると、ある1人を指差した。 調造「お前に言いたいことがあったからだッ!!五十嵐ッ!!」 探偵達「え……?!」 五十嵐「(ギクッ!!)」 調造が意外な人物を名指ししたことに、全員驚いた。 渋澤「探田さん、五十嵐のこと知ってるのか??」 五十嵐「知ってるワケないでしょ~!!なんたって、俺は宇宙人だからなっ!!」 五十嵐は額から汗を噴き出しながら、早口で言った。 調造「い~や、わしはお前のことをよく知っておるぞ!!」 五十嵐 「そ、そんなわけないだろ~…」 調造「お前は宇宙人なんかじゃない!!…お前は五十嵐龍二…新佐古探偵事務所がまだ探田探偵事務所だった頃…向かいに住んでたガキだろ!!」 探偵達「……え??」 探偵達は、初耳の情報に唖然とした。
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