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調造「お前は、わしと佐古と権兵衛が"地球防衛システム"を開発していた時に…事務所に忍び込んで、"地球防衛システム"の試作品を盗んだだろっ!!」
探偵達
「…………!?」
早坂「試作品を盗んだ?!」
国本「つまり、あのソルバーグレーになるために使ってたアイテム…」
南条「盗んだものだったのね!」
五十嵐「あ、ああ…」
草川「なるほど…試作品だから、戦闘スーツの耐久性が低かったのか…」
渋澤「…だが、どうして盗んだんだ??」
渋澤の問いかけに対して、五十嵐が答える。
五十嵐
「純粋にこの世を守りたかったの…正義のヒーローになってね!!」
目を輝かせて、五十嵐は続ける。
五十嵐
「5歳の時に探偵事務所に忍び込んで"地球防衛システム"を盗んだ…それを使って、11歳の頃から"銀河荒らし"を撃退するために動き出した…」
探偵達・テンスター
「…………」
五十嵐
「だけど、耐久性の低いスーツのせいで、どんなに全力で戦っても勝てない相手もいて…守れる星と守れない星が出てきたのよ…」
調造「…………」
五十嵐
「…それで、ある星を守った時、偶然、"銀河警察"の刑事がそれを見ていて…『お前も刑事にならないか?』って声を掛けられて…刑事になったってワケ!…盗んだのは悪かったけど、いくつかの星を守れたことは良かったと思ってる!出来ればこれからもこの世を守るために戦いたい!」
調造「…………」
五十嵐の話が終わると…
調造「……ほれ!」
…調造は五十嵐に向かって手を伸ばした。
五十嵐
「だよね…やっぱり返さないとだよね…」
五十嵐は諦めた表情で、グレードアッパーを取り出して、調造に渡した。
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