◆灰色戦士の正体◇

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調造「お前は、わしと佐古と権兵衛が"地球防衛システム"を開発していた時に…事務所に忍び込んで、"地球防衛システム"の試作品を盗んだだろっ!!」 探偵達 「…………!?」 早坂「試作品を盗んだ?!」 国本「つまり、あのソルバーグレーになるために使ってたアイテム…」 南条「盗んだものだったのね!」 五十嵐「あ、ああ…」 草川「なるほど…試作品だから、戦闘スーツの耐久性が低かったのか…」 渋澤「…だが、どうして盗んだんだ??」 渋澤の問いかけに対して、五十嵐が答える。 五十嵐 「純粋にこの世を守りたかったの…正義のヒーローになってね!!」 目を輝かせて、五十嵐は続ける。 五十嵐 「5歳の時に探偵事務所に忍び込んで"地球防衛システム"を盗んだ…それを使って、11歳の頃から"銀河荒らし"を撃退するために動き出した…」 探偵達・テンスター 「…………」 五十嵐 「だけど、耐久性の低いスーツのせいで、どんなに全力で戦っても勝てない相手もいて…守れる星と守れない星が出てきたのよ…」 調造「…………」 五十嵐 「…それで、ある星を守った時、偶然、"銀河警察"の刑事がそれを見ていて…『お前も刑事にならないか?』って声を掛けられて…刑事になったってワケ!…盗んだのは悪かったけど、いくつかの星を守れたことは良かったと思ってる!出来ればこれからもこの世を守るために戦いたい!」 調造「…………」 五十嵐の話が終わると… 調造「……ほれ!」 …調造は五十嵐に向かって手を伸ばした。 五十嵐 「だよね…やっぱり返さないとだよね…」 五十嵐は諦めた表情で、グレードアッパーを取り出して、調造に渡した。
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