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水たまりに移る月。
今宵こそはと眠り。
夢を見せてと願う。
幸せな夢を見せてと願う。
眠れない夜をどれだけ数えたのだろう。
自分に傷を刻んで
心に傷を刻んで
終わりのない夜を見上げてた
見下ろす月。
泣いているの?と聞く。
泣いてなんかないと強がる。
でも苦しいんだ。
生きていくことも、死ぬことも辛いんだ。
一人は嫌なんだ。
寂しくて、苦しくて、何もかも怖いんだ。
怖いんだ…
月は傷を持ちながら、生きているんでしょう?
太陽に光をもらいながら、輝いているんでしょう?
あの月のように、ありたい。
幸せな夢と安らかな眠りを…
夜の月のように…
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