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すると、後ろから怒鳴り声が。
「やや。俺様の家をめちゃくちゃにしやがったのはどこのどいつだ?」
ピーヨが振り向くとシマシマ模様の蜘蛛がいた
「ぴぃ~ アゲハ蝶さんを助けるためにピーヨが糸を切ったぴ」
蜘蛛は怒った
「何だとー 俺様の家を壊しただけでなく今晩のおかずも逃がしただとー」
蜘蛛はピーヨに体当たりした
「ぴぃ~ 何するぴ!アゲハ蝶さんをいじめた悪い奴め」
怒ったピーヨは蜘蛛を羽で吹き飛ばした
「ま、参った」
蜘蛛はピーヨに白旗をあげた
「だがなぁ、アヒルの旦那、俺様だって好きで蝶を取ったりしてるわけじゃねえんだ 生きるためには、食わなきゃいけねえ 悪いとは思うが、それが生きる者の運命なんだ 」
ピーヨは考えた 自分が普段ママに作ってもらって何気なく食べているご飯も、いろんな命から成り立っているのだと
ピーヨは少し悲しくなった
蜘蛛さんの家を直す手伝いをして森を去った
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