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「アハハッ!やめるのじゃだってさっ。じじいみてぇだなっ!」
ゲラゲラと品のない笑い声が私の耳にこだまする。
私はこんなやつらに負けたくなくて泣くのを我慢していたが、それも限界に達しようとしていた。
「こらーっ!!何亜美いじめてんだよっ!!」
私が今にも泣きそうな顔を上げると、声のした方から二人の少年が走ってきた。
「げっ!こいつの兄貴だっ!」
「龍斗もいやがるっ!早く逃げるぞっ!!」
私の周りにいた少年たちは足早に逃げていった。
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