七星物語

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それはこの世界が未だ混沌としていた頃のこと 世界には七ツの神々がいた 神々は話し合い、世界を七ツの要素に分けることにした まず、物質、物質を動かす力、精神の三つに大きく分けた 物質を固体、液体、気体の三つの状態に分けた 物質を動かす力を熱と電気に分けた 精神を陽なるものと陰なるものに分けた そしてそれぞれがそれぞれの要素を司り、整然とした世界を構築した やがて世界に命が生まれ、命は進化し、人類が誕生した 人類は文明をどんどん発展させ、魔法を生み出し、兵器を造り出していった 一方で一部の人類から後に魔族と呼ばれる者達が現れた 魔族は莫大な魔力によって特異な形質や能力を手に入れた一族だった 人類は魔族の存在を脅威に感じ、魔族のその異形を理由に虐げるようになった 度重なる虐殺に耐え切れなくなった魔族は人類に対する戦争を起こした  
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