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少年は男性の様子を不思議に思ったようだったが、突然思い出したように言った
「でも、また『七星の騎士』が世界を救ったんだよね!?」
少年が期待の眼差しで男性を見つめる
男性は再び絵を描きはじめ、少年の期待に応えるように言った
「あぁ、そうだ」
それを聞くと少年の顔がさらに明るくなった
「ねぇねぇ、そのときの話を聞かせてよ!
おじさんは七星の騎士の友達だったんでしょ!?」
少年がテンションを上げてそう言うと、男性がそれに答える
「そうだよ、俺はあいつらとは一緒に戦った仲間だったんだ」
少年が興奮して言う
「すごいや!
早くそのときのお話を聞かせてよ!」
男性は微笑んで答える
「わかった、わかった。
話してあげるよ、ジュリアン」
そう言うと絵筆を置き、少し間を置き、昔の事を思い出しながら男性は話し始めた
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