0話 ユニウスセブン脱出作戦

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今日は宇宙に浮かぶコロニー、ユニウスセブンで、ライブの仕事が一件。 ランクBアイドルにランクアップした記念のライブを、ここで行った。 ランクBにもなると、いろいろと仕事が増えて忙しい。 ライブ会場の楽屋から、ステージ衣装から着替えた美希が出てくる。 「あふぅ・・・今日は疲れたー。 お仕事一日で2本なんて、ランクBアイドルは大変だね」 不機嫌そうでありながら、どこか嬉しそうな顔で言う美希。 「あは。 でも人気が出ていいじゃない。」 「仕事が多すぎるのも困るの。 今日は早く帰って、一緒にご飯食べよ、プロデューサー」 長い金髪をくるりとまとわせ一回転。満面の笑みにウィンクのおまけつき。これに耐えられる男はいるだろうか。 おそらく、いない。それほどまでにこのときの美希の表情はうれしさに満ちあふれた輝いた笑顔だった。
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