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自宅説明カット!
いや…ラブコメで2ページもつらつら住居構造するのはだれるでしょ…?
というわけで分かったこと。
これ家なんて生易しいもんじゃない。
どう考えてもお屋敷です。本当にありがとうございました。
玄関見た時から薄々感じてはいたけど、ちょっと、いやかなり想像してたスケールを凌駕してたかな?
あまりにも大きいから例えるのも難しいけど…わかる人にだけわかるように言うと、三千院邸?もしくはヘルシング邸。いや、後者よりは大きいか。
そんな政治に介入できそうな権力者のお屋敷の住人にあろうことかちゃん付けで呼んでいることを自覚し、冷汗が溢れ出す今日この頃でございます。
で、なぜ僕が月花『ちゃん』と呼んでいる理由。
それは月花ちゃんがどこからどう見ても小学生だから。
年は知らないけど、多分あんなことやこんなことをしたら即警察ぐらいのレベル。僕はしないけど。
少なくとも僕より遥かに年下なのは確定的に明らかなので月花ちゃんと呼んでいたわけで。
「月花様と呼ぶ方がよろしいでしょうか…?」
「ぬ、なんだいきなり?」
歩き疲れて部屋に戻り、色んな意味で焦っている僕は恐る恐る聞いてみた。
「いえ…何と言うか…大変ご立派なお屋敷をお持ちのようで、僕ごときが軽々しく名前を言うのは如何なものかと…」
ビビりまくってる僕を見て、月花ちゃん(様)は、あぁ、と何かに気付いたように呟いた。
「この館は随分と前から使われていなくてな。誰かの保有物でもないようだから、私が勝手に住んでいるだけだ。別に私は良家の出身でもなんでもない」
緊張感「m9」
どっと疲れが押し寄せ、僕は布団に倒れこんだ。
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