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何で10月7日が近付くに連れて緊張してくるんだよ…。
もう未来分かってんだから良いじゃん。
違うのか…?
好きな気持ちが抑えきれないって事なのか…?
「あー…訳わかんねぇ。」
『どうしたのー?イッシー。』
「…あぁ、なんだ。智か。」
『なんだはないだろうよー。もしかして…恋の悩みー?』
「………(げっ)!!」
『なんだー…図星かぁ、由香里可愛いもんねー、うんうん。分かるよー♪』
あぁ…全然分かってねぇ、こいつ。
『まぁでもイッシー頭良いし、音楽も頑張ってるし、ちょっとくらい恋に気を配っても構わないんじゃない?』
「…あぁ。ありがとうよ。」
『いいえー、どういたしまして!んじゃ、頑張ってねー。先に部活行ってるわー。』
良い奴だな、智は。
しかし、何なんだ、この感じ。俺がやっぱり綾子に恋してるのは間違いないけど…。
これから…付き合っていくんだよな、綾子と。
もう一度…。
今度は…傷付けないようにしなきゃな…。
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