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「んーっ!今日の授業も終わりっとー!」
段々この生活にも慣れてきた。あまり喜ばしい事ではないが、慣れずにウジウジしてるよりは良い。
手元の携帯がバイブでメールの着信を知らせた。
大野からだ。
【悪い、今日時間作ってくれ。どうしても話したい事がある。】
俺は即座に大野の場所を聞いてその場所に駆けつけた。俺達の憩いの場所、中野古橋のディテールという喫茶店だ。
「んで、何があったのよ。」
『俺、会ってきたんだ。』
「は?昔の女?未来が変わったって話?」
『ちげぇよ、もっとヤバい奴だ…。』
「お、おい…。もしかしてそれって…。」
『あぁ、顔も背丈も全く同じ。違うのは名前と服装だけだ。』
「名前が違うってどういう事だよ、詳しく説明してくれ!」
全身の毛が逆立つのを感じた。
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