-冗談じゃない-

4/6
前へ
/55ページ
次へ
綾子と全く連絡をとらない日々が始まった。 頭の中を色々な事が駆け巡る。 死ねよ、なんて何で言ったんだ? 俺は本当にアイツに死んで欲しいのか? 相手はどんなヤツなんだ? あの女抱かれたりしてんだろーな。 俺より良い男なのか? 暇、退屈、手持ちぶさた。 俺が楽に死ねれば良いのに。 何を間違えたんだ? 結局俺は、何一つ成長しなかった。綾子との別れは幼い俺にプレッシャーとしてのし掛かる事しかしなかった。 ヤケになった俺は、遂に夜の街で働くようになった。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加