序章

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言いたいことだけ、 そのメールの中にぶちこんであった…。 自分だけ言いたいこと言って、 …私には何も言わせない気……?! そんな男… こっちから願い下げだわ…! いきなりの出来事で、 どうしたらイイのか解らなかった…。 時間は夜中の1時…、 友達も…誰もいない…、 電話する相手もいない……。 恨んでやる…って、 許さない…って、 そう思っても…まだどこか…、 “ヤツ”のことを好きな自分がいた……。 悔しくて…泣きたくなかったのに…、 涙が頬を濡らした……。 …“弱い自分”を見せたくなかった……。 男なんて要らない…、 幸せなんかも要らない…。 「…68番…1つ……」 …私は“タバコ”に手を出した……。 それに…どこか、 “強さ”を見出していた自分がいた……。
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