決意

19/19
前へ
/533ページ
次へ
松倉の温もりに浸っていると、 松倉は、ヒールを拾い始めた……… 「あっ。ごめん。」 ヒールを揃え………私に渡してくれた。 「ありがとう。」 と、ヒールを床に置くと 松倉は、少し、しゃがんで肩まで、貸してくれた。 「急いだから、ヒール脱いじゃった。」 と、言いながら、ヒールを履いた。 「まあ、伊織らしいや。」と、 笑う松倉…………… この時の私は、松倉の事は何も知らなかった……… 普通の恋人同士になると思っていた。
/533ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1513人が本棚に入れています
本棚に追加