彼の本心

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「松倉……ごめんなさい。私……」 松倉は、顔を上げて……… 私を見ながら……… 「いいよ。俺の事…知ってほしいと、思ってたから…俺こそ…ごめん。」 松倉…… 「伊織が駄目なら…付き合わないよ。」 えっ! 「私は、構わないよ……松倉がいい、 そういう関係になれなくても……」 松倉は、この何年……好きな人が出来ても…諦めてきたのだろうか? 「伊織………俺………伊織となら……」 えっ? 「何時になるか、まだ、分かんないけど………伊織となら…… 愛し合えそうな気がする………」 松倉……嘘でも嬉しい……… 「じゃあ、その日が来るように…… 頑張ろう………」 って、言ってみたけど……… 期待して、待ってるみたい……と思った途端、顔が赤くなった。 「伊織…ありがとう。」 やっと、松倉が笑顔を見せた……… 良かった………いつもの松倉がいい……
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